今回ご紹介するのは、Facebookの「Venues」で開催されたチャンス・ザ・ラッパーがバーチャル・ホリデー・コンサートです。
チャンス・ザ・ラッパーがあなたの周りを動き回るVRパフォーマンス!
グラミー賞を受賞したラッパーである、チャンス・ザ・ラッパーことチャンセラー・ベネットが、Supersphereと提携し、12月18日(金)にホリデーをテーマにした特別なVRパフォーマンス「Chi-Town Christmas」を開催しました。FacebookのVenuesプラットフォームで独占的に公開されるこのユニークなライブパフォーマンスでは、シカゴで育ったチャンスが若者の頃に大好きだった休日をテーマにした古典的な映画やテレビ番組へのオマージュを仮想的に体験できるといいます。
Major Lazer、Billie Eilish、Clutchをはじめとする様々な著名人のVR音楽イベントを手がけてきたチームSupersphereが、アルバム「Merry Christmas Lil’ Mama: The Gift That Keeps on Giving」の曲を演奏しながら、チャンスがあなたの周りを動き回るという画期的な没入型の魔法のようなホリデーコンサートイベントを届けるとのことです。
Supersphereのルーカス・ウィルソン氏は次のように述べています。「アーティストが新しいメディアで作品を発表するのを支援する機会を得たことは、喜ばしいことです。チャンスは彼のファンを献身的に応援してくれていますし、私たちは彼が再び新しい境地を開拓するための技術を提供できると思います」
アーティストの新たなパフォーマンスとしてのVRと今後の展開
VRパフォーマンスは広がりを見せています。没入型テクノロジーを使えば、ショーやイベントの最前列に立つことができます。ショーの中には、バーチャル会場内をテレポートしてステージ上のパフォーマーに参加できるものもあり、まるで自分がディレクターであるかのように、バーチャル体験を完全にコントロールすることができます。
COVID-19により、ライブ音楽業界の多くが完全に行き詰まる中、VR分野ではアーティストにとってのチャンスが増えています。没入型テクノロジーは、アーティストに魅力的なオーディオビジュアル体験を提供しながら、遠隔地のファンとつながる機会を提供するだけでなく、現実世界では再現できないような方法でパフォーマンスを向上させることができます。
COVID-19の流行が収まった後も、アーティストはより多くのオーディエンスとつながる方法としてVRを使い続けるでしょう。SupersphereやWaveXRのような企業はすでにハイエンドなVRコンサートを定期的にプロデュースしており、これらのプラットフォームが次のレコードレーベルになる可能性は十分にあります。
参照元:Chance The Rapper Set To Perform Virtual Holiday Concert On Facebook’s ‘Venues’
※当サイトに掲載されている一部画像、スクリ-ンショット、文章に置いては著作権侵害を目的に利用しておらず、第三十二条で定められる引用の範囲で使用しています。万が一問題があればお問い合わせからご連絡ください。即刻削除いたします。また、本ブログは業務の研究開発のためのものとなり、一部、弊社に関連性が無いものも掲載しております。