コロナウイルスで開催が困難となったイベントを、デジタルで開催する動きが世界中で広がっています。
今回ご紹介するのは、デジタル化された世界最大のフラワーショー、チェルシーフラワーショーのバーチャルイベントの事例です。
「チェルシーフラワーショー」を6日間のバーチャルイベントで開催
世界で最も有名なフラワーショー「チェルシーフラワーショー」が、バーチャルイベントとして5月18日から23日まで開催されました。王立園芸協会(RHS)はこの6日間、専門のガーデナーや著名人と協力して、B2Cの展示会を開催しました。
初日はRHS会員に公開され、非会員でも無料のコンテンツが用意されました。
BBCがこのイベントを取材し、ガーデンズワールドのプレゼンターであるジョー・スウィフトが、ガーデンライターで放送作家のモンティ・ドンと一緒に参加しました。また、ニュースリーダーのソフィー・ラワース氏はスウィフト氏の庭から参加し、過去の番組の「ベスト・オブ」のまとめをレビューしました。
また、ランチタイムには、RHSのアドバイザーや特別ゲストとの質疑応答も行われました。また、参加者はショー中に自分の庭の写真を送って審査を受けることができ、視聴者はRHSピープルズ・チョイス・ガーデンに投票することもできたといいます。
庭の固定カメラから映像を配信
「Countryfile」や「Gardeners’ World」などの番組は、全国的なロックダウンの間、人々の家に固定カメラ装置を設置するなどの活動を続けていました。
キャサリン・キャットン氏によれば、このGardeners’ Worldの技術をもとに、自分の庭からプレゼンテーションをし、画面を分割したり彼らを交互に表示するようにしたとのことです。
バーチャルイベントへの移行のおかげで、イギリスにおいてガーデニングは、ロックダウン中の人々の趣味の一つになったといいます。
ガーデニングも映像で楽しめるバーチャルイベント
チェルシーフラワーショーのように有名なイベントのデジタル化は、バーチャルイベントでもガーデニングなど景観の美しさを楽しむことができるという一つの例です。
そして参加者が写真を送って審査を受けたり、投票ができるシステムは、オンラインならではの利点と言えます。
バーチャルだからこそ可能なコンテンツを考えることで、実物を楽しむイベントと同じように、参加者に充実した時間を提供することが可能なのです。
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