物理的な会議が2021年以降に延期となる中、2020年のイベントをバーチャルで行う動きが広がっています。
2021年5月に延期された「世界地熱会議2020」は、2020年4月27日にバーチャルイベントを開催しました。
バーチャルイベントで世界の地熱コミュニティを繋ぐ
アイスランドのレイキャビクで開催される世界地熱会議2020(WGC)の組織委員会は、国際地熱協会(IGA)と共同で、2020年4月27日にバーチャルイベントを開催することを決定しました。アイスランドのレイキャビクで開催される待望のWGCが来年 5 月に延期されたため、世界の地熱コミュニティを繋ぎ、この厳しい時代を打破するような試みがなされました。このイベントはWGCのウェブサイトでストリーミングされ、地熱発電と地熱直接利用に関するグローバル・アップデート・ペーパーのプレゼンテーション、アイスランド大統領、組織委員会、IGA の挨拶などが予定されたといいます。
来年以降の会議の土台となるバーチャルイベント
WGC 2020は、世界情勢の影響で開催延期を余儀なくされたものの、組織委員会は世界の地熱コミュニティと関わりたいと考え、世界の地熱に関する最新情報を掲載した論文を特集した バーチャルイベントを開催することを考えました。これらの最新情報は、過去数年間の地熱産業の大きな進歩を浮き彫りにしており、来年のレイキャビクでの議論、すなわち地熱産業の方向性についての議論のための素晴らしい舞台を用意してくれたといいます。
また、イベント終了後には、電力と直接利用に関する最新の論文と、88カ国の最新の論文が、IGAの論文データベースからダウンロードできるようになるといいます。
2021年以降に物理的なイベントを延期するとした場合でも、それまで空いてしまう一年間を、有効に活用し、最新情報を提供するためのバーチャルイベントは、大きな意味を持つでしょう。
参照元:WORLD GEOTHERMAL CONGRESS 2020 – VIRTUAL EVENT & GLOBAL UPDATES – APRIL 27, 2020
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